Last modified: 2017/04/04
マルチメディア研究室 | 筑波大学

研究

マルチメディア研究室では,以下の3つのグループに分かれて研究を行っています.
  • 音響グループ

    音響グループでは,音を用いた様々なコミュニケーションの拡張と品質向上を目指して,音響信号処理を幅広く研究しています.
    防音室のような特別な環境を除いて,我々の周りには常にさまざまな音であふれており,また音波の反射・残響や電気回路の外乱によって,録音の品質は容易に劣化してしまいます.そのため,特定の音だけを高品質に収録するためには,技師が専用の装置を用いて録音を行う必要があります.この録音そのものの難しさは,ハンズフリー音声認識/通話・ロボット聴覚・音楽情報処理などの,音を用いた様々な技術にとっての大きな障壁となっています.我々は,主に信号処理とパターン認識のアイデアを用いて,劣化した録音信号から必要な情報を抽出したり,信号を復元したり,特定の音源を分離・強調する技術を開発しています.
    現在重点を置いて研究している具体的なテーマには以下のものがあります.
    • 複数の音源が混合された観測からの目的音源の強調/分離
    • マイクロホンアレーを用いた音源位置同定
    • 複数の小型録音装置を組み合わせた非同期分散型マイクロホンアレー
    • 音響センシングによる交通量モニタリング

    さらに詳しい内容や論文情報は,牧野教授のサイトにてご覧ください.[外部リンク]

    マルチメディア研究室 | 筑波大学 | 音響グループイメージ


  • 音声グループ

    音声グループでは,主に実環境をキーワードとする音声情報処理の研究を行っています.
    周囲が騒々しいとき,音声認識の認識精度は低下し,また音声通話の品質も劣化します.このような実環境における諸問題を解決することが急務となっています.前者の問題については,音声認識の耐雑音性を改善するアプローチと,十分な認識精度が得られないという前提のもとで音声認識のユーザービリティを向上するアプローチの両面から研究を進めています.後者の問題については,雑音が重畳した音声や雑音抑圧処理を適用した音声の自然性・明瞭性を客観推定する研究に取り組んでいます.
    また,音声認識を応用した技術の開発を行っており,最近では日本語スピーキングテストの自動採点の研究を進めています.

    さらに詳しい内容や論文情報は,山田准教授のサイトにてご覧ください.[外部リンク]

    マルチメディア研究室 | 筑波大学 | 音声グループイメージ


  • ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)グループ

    BCIグループでは,脳波(EEG)を利用したブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)の研究を行っています.
    BCIとは,外部からの刺激に対する脳活動(脳波など)から,ユーザの意図を推定し,身体動作なしにコンピュータを直接操作する技術です.筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者さんをはじめ,身体の動作に不自由のある人が,意図や意思を実現化するための技術となることを目指しています.
    BCIグループは,脳波を誘発するための外部刺激として主に聴覚と触覚を使ったBCI実験を実施していますが,将来はすべての感覚(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を使ったマルチモダリティのBCIの開発を目指しています.また,生体信号のノイズ除去,分析,識別のためのデータ駆動型の信号処理法を開発しています.
    BCIグループのプロジェクトは以下の領域をカバーしています.
    • 神経工学用ソフトウェア開発
    • 計算機の利用による神経科学
    • ブレイン・コンピュータ・インタフェースとヒューマン・コンピュータ・インタフェース
    • 多感覚に対する脳反応の分析と最適な刺激の開発
    • データ駆動型マルチチャンネルの脳信号処理と生体信号処理

    さらに詳しい内容や論文情報は,Rutkowski講師のサイトにてご覧ください.[外部リンク]

    総務省SCOPE ライフ・イノベーションの推進 [PDF]

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